Hiikichi

応仁の乱という戦争の理由がよく分からない、途中からは誰が戦争指導者なのかさえ分からなくなり、最後は勝者が誰なのかよく分からないまま終わった。そういう意味不明な大乱が、日本全国津々浦々まで巻き込んで11年間も続き、特に主戦場であった京都はその大半を焼き尽くされ、屍で埋め尽くされ、本当に「都」であったのかという有り様。 で、結局勝者は誰か? 焼かれ尽くしたが見事再興し、現在でも世界有数の文化都市として君臨する京都 理由はどうあれ欲望の為なら盗賊同様が、道徳心と知識欲を手に入れてしまった平民 財布の紐は女が握っていた方が良い、と認めざるを得ない結果を示した日野富子 良書を熟読した者こそが正しく判断出来る、と認めざるを得ない功績を残した一条兼良 何のかんの言いながらも四畳半文化(侘び寂び)を築いてしまった足利義政 知恵こそ必要なり、正しい考え方こそ必要なり、を各地で説き、「やっぱり偉い人なんだな」と民衆にその後何百年もそう思わせている公家=官僚 知恵こそ必要なり、正しい考え方こそ必要なり、を各地で説き、「やっぱり偉い人なんだな」と民衆にその後何百年もそう思わせているお寺&宗派&食いっぱぐれしない僧侶達 京都が焼き尽くされた事により、逆に、京都の財や商や技や知などを手に入れた近隣地方都市 京都の知識人達が全国へ逃げた事で各地に出来て、今も観光資源として生き続けている「小京都」 だから結局「応仁の乱」の勝者は誰か?で永遠に決着つかずでメシが食えてる歴史学者、作家等々